インターネットを利用する際に注意することは?
2013.05.25
前述したセキュリティ対策の他にも、インターネットを利用する際の注意事項があります。
■個人情報(住所・氏名・生年月日など)やクレジットカード番号を送信するとき
→SSLを利用していないサーバに向けて、個人情報やクレジットカード番号等を送信すると、盗聴される場合がありますので大変危険です。SSL を利用しているかどうか(ブラウザに鍵のマークが表示されるかどうか)の確認を必ず行いましょう。
また、懸賞やアンケートのサイトの中には、応募者の個人情報を名簿として不法に売買している悪質な業者もあります。個人情報を送信する前には必ず「個人情 報の取扱い(個人情報保護方針・プライバシーポリシーなどと呼んでいる場合もあります)」の内容を確認しましょう。
■パスワードの設定、管理について
→パスワードを設定するときは、誕生日や電話番号、名前などわかりやすいものは避け、不用意にメモしたり、他人に教えないように注意してください。また、長期間同じパスワードを使用せず、定期的に変更するようにしてください。
また、インターネットは、とても便利で有益なツールですが、反面、さまざまなトラブルと隣り合わせの危険性を持っています。下記のような事故や犯罪は決して他人事ではない、ということを、常に意識した上で利用しましょう。
■詐欺行為
架空請求→利用した覚えのない「有料番組サイト利用料金」「恋人紹介事業の事務手数料」「民法指定消費料金」などを請求する文書が、電子メールで届く事例が多く発生しています。
身に覚えのない請求には料金を支払う必要はありませんし、返事をする必要もありませんので、一切無視してください。
不当請求→広 告メールが届き、記載されたURLにアクセスして何らかの項目をクリックしたところ、いきなり「登録ありがとうございます」などと表示され、料金を請求さ れたという事例が発生しています。また、クリックしたら、突然ダウンロードが始まり、パソコンの画面上に請求書が現れるという手口もあります。
不審なメール等のリンクはクリックしないようにしてください。万が一クリックしてしまった場合でも、このような請求のほとんどは法的な契約の正当性を欠くものであり、支払う必要はありません。一切無視してください。
フィッシング詐欺→「フィッシング」と呼ばれる、大手企業等になりすましたメールやホームページを装って個人情報を不正に聞き出し、その個人情報が詐欺等に使われる事例が発生しています。
クレジットカード番号などの金融関係の情報や、プロバイダのID・パスワードなどの個人情報を尋ねるメールやホームページに対して、安易に回答することは危険です。
電話番号案内(104)で正しい連絡先を確認するなどした上で、企業等に直接真偽を問い合わせてください。なお、メールに連絡先が記載されていてもこれを信用しないようにしてください。
これらのトラブルに巻き込まれたり、さらに不安・不明な点がありましたら、島根県消費者センター石見地区相談室に相談してください。
■有害サイト
→インターネットには、残念ながらアダルトや暴力等の有害な情報も氾濫しています。これらの有害情報から青少年や子供達を守る必要があります。情報を受け取る側がホームページの閲覧をコントロールするためのソフトウェア「フィルタリング・ソフト」(参考:(財)インターネット協会 フィルタリング情報ページ)を利用することで、有害情報の閲覧をある程度抑制することができます。また、子供がインターネットを閲覧する時には親と一緒に閲覧するなど家庭内のルールを設けることも大切です。
また、インターネットを利用する際には、利用者個人が一般社会と同様にルール&マナーを守り、社会の一員としての自覚と責任を持って行うことを心がけることが重要です。
(参考:(財)インターネット協会 インターネットを利用する上でのルールやマナーの検定試験)